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PTAなんかなくなっちゃえばいいのに(愚痴) [その他の話題]

今日はプロレスのこと全然書かないので、期待されてた方ごめんなさい。

これでも一応母親なので、息子の学校関連でいろいろ面倒なことに遭遇します。
その中でも私が一番ネガティブなイメージを持っているPTAという組織について書いてみようと思います。

私が子どもだった時代にもPTAという組織はあって、数十年経過した今もそれは存在します。
そしてその組織の形態は一切変わっていないと、私は思っています。
年度初めの懇談会で罰ゲームのように委員を決められ、うっかり委員になってしまった保護者は1年間の苦行をしなくてはなりません。

息子が小学生だった間に、私も2回ほどこのPTA委員というのをやりました。
1年生の時に広報委員会、6年生の時に選考委員会委員長。

やってみて「これ要るんですかね」と思ったこと多数。
でも要らないと思っても組織の改革というのができないカラクリ的なものも見てしまったので、メモとしてここに記録しておこうと思います。


まず広報委員会の時の話。
広報委員会とは、年に3回程度「PTAだより」的な新聞を発行する委員会です。

先に書きますが、こんな委員会要らないと思います。
だって読まないでしょ、PTAだよりなんか。
私は読んだことありません。子どもが持ち帰ってもすぐに古新聞と一緒にまとめて捨ててしまいます。

当時私は印刷会社で働いていて、こんなもん楽勝だと思っていました。
印刷物を作成する流れも、大体の原価も知っていたので。

いざ委員会が始まると愕然とすることばかりでした。
作成する紙面は過去3年くらいの作成物を見て内容をなぞるだけ。
面倒なので新しい内容は盛り込まない。
紙面の作成はなんと紙で。学級新聞作るときの、罫が薄いグリーンで書いてあるあの紙です。
書いては消し、空いたスペースにはPOP集から持ってきた適当なイラスト。

印刷屋さんもひどいものでした。
私たちが何も知らないと思っているのか超上から目線。
紙面の作り方を教えてやってる感アリアリで非常に印象が悪かった。

で、一応紙面の構成と内容が決まって、使用する写真の画像データを印刷屋さんに引き渡すわけですが、このご時世にデータはCD-Rに焼いて持って来いとか言われるわけです。
いやいや、一応印刷会社なんだからデータ入稿用のサーバくらいあるでしょ、と思いきやそんなもんないんですって。
そして当時の委員に私以外でCD-Rを焼ける人がいないという…。

仕事と並行してやっていたので時間に制限があり、印刷屋さんとのやりとりは委員長に任せていたのですが、後で見積書を見せてもらうと完全にボッタクリ価格でした。
まあ、ああいう印刷会社は学校とズブズブなんだろうなあ。

そんなこんなで初校ができたとのことだったので「PDFで下さい」と何度もお願いしたのですが、なぜか紙に刷って印刷会社の担当者がわざわざ学校まで持ってきます。
交通費とかもったいないから、と言っても聞く耳を持ちません。
印刷会社がわざわざ持ってきた初校は、PTA役員・教職員の検閲を経て、問題なければ本刷りと相成ります。

これを1年のうちに3回くらいやるのが広報委員会のお仕事です。
どうでしょう、要りますかねコレ。
その手法も前時代的で効率が悪く、それがないと困るという人が見当たらない。
印刷会社のボッタクリを指摘する人もいない。
なんなんでしょうかコレ。

私は常々、広報委員会と成人委員会は要らないと思っています。
成人委員会とは、保護者向けの講座を企画・運営するのが主な仕事です。
平日昼間に開催される講座に参加できる保護者がどのくらいいるのか、って話です。
一部の保護者しか恩恵を受けない講座なんて、必要なんでしょうか。

この「必要かどうかわからない委員会」のメンバーは、意味もなく月に1度招集されて会議のようなこともしなくてはなりません。
建前は委員長がPTA役員会で聞いたことをメンバーに伝達するミーティングというもので、そんなのメールで一斉に流せばいいじゃん、議論が必要ならメールのやり取りでできるでしょ、と何度も思ったし委員長に言ったこともあるのだけど、どうもメールでは活動実績にならないらしく却下。
活動実績ってなんやねん。

そんな感じで1年間の活動を終えました。


次は選考委員会。
これは来年度の役員を決める委員会です。まあ、この委員会は必要なのかな。わからない。
活動は秋~3月ごろに掛けてと、5月のPTA総会でご挨拶をするのでそこまで。

役員候補になる人にはそれなりに条件があります。
昼間学校に頻繁に顔を出せること。
普通にコミュニケーションが取れること、協調性があること。
それなりに責任感があること。
要は、仕事を持つ、自分の意見を主張するような人は選ばれないということです。

会長にもいろいろ要件があって、
上記に「近隣の学校の会長さんと会合(夜、しかも頻繁)に出席できること」が加わります。

そんな人おらんやろ。

選考委員会の委員長になると、聞きたくもない話をたくさん聞かされました。
あそこのお宅は隣と相当揉めてるから、役員にはできない。
あのお母さんは正義感が強いんだけど自分の意見をはっきり言うタイプだから役員にはできない。
あの人はとてもいいんだけど、読み聞かせの会(←専業主婦の巣窟になっていて、噂話とかすさまじかった)に入ってるからちょっと難しいね。

そんな感じだったので、委員長として非常に辛かった。
たかだか子どもが同じ学校に通っているだけの間柄なのに、なんで人格や性格に言及しなくてはならないのか、と。
と同時に、PTAという組織を変えてやろうとか、変革を起こそうなんていう人は永遠にPTA役員になれない仕組みになっていることがわかりました。
そんな野望を持っている人はそもそも選ばれないのです。
これじゃあ数十年ずっと同じ体制から脱却できないよね。バカみたい。


昨日、朝起きたらNHKでPTAのことをやっていたみたいです。
チャンネル変えたら終わっていたので具体的にどんな内容だったかわからないのですが、Twitterに流れてきた話だと「とにかくやってみようよ、楽しいから」というような論調だったとか。

いや、楽しくなかったですよ。苦行ですよ苦行。
近代的でやりやすい方法にしようと頑張っても、従来の方法がいいという人から横やりが入る。
子どものためと言いますが、広報誌を作ったり意味のない講座を開くことのどこが子どものためなのか。
意味のない委員会を漫然とやるくらいなら、校内の草むしりやプール掃除したほうがどれほど子どものためになるか。
意見を言う人は煙たがられる。
何も言わずお地蔵さん状態で、言われたことだけやってればいいのだろうか。
そんなことを考えた委員会時代でした。

来月になると息子が進級するので、おそらくまた委員会決めがあると思います。
中学に入り、私は正直に「ひとり親家庭でPTA活動のために会社を休むことはできない」と言っています。
離婚したのは自己責任なんだから委員やれよ、と思う方もいるでしょう。
では平日19時以降、または土日に活動するのであればやります、と言ったらそうしてくれるのでしょうか。
専業主婦に押し付けるな、と言われますが、じゃあなんで私たちがそちらに合わせないといけないのか。

中学に入って最初の委員決めの時に
「お仕事されている方でも参加しやすいように、会合などは夕方3時ごろからやってますのでー」
と言われて鼻血出そうになったのを思い出しました。
そういう感覚じゃあ無理ですよ・・・午後3時はお仕事の真っ最中なんですよ、知らないの?

以上、私の長い長い愚痴でした。
時間とか環境とか、参加できるものであればやるんですけどね…。


2014-03-16 23:22  nice!(1)  コメント(0) 

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